イクジエイゴ

日々の育児のなかで子供にいかに英語を教えるかを考え、ご紹介するブログです

幼児でも英語のルールを自然に学んでいる

幼児でも英語のルールを自然に学んでいる

 

 2歳くらいの幼児でも、言葉を覚え始めると、それまでに自然に身に着いたルールを新しいことを学ぶときにあてはめてみる、ということをします。これは息子を育てていて実感したことです。息子には2歳になった頃に日本語で数字を、2歳3~4か月の頃に英語で数字の読み方を教えました。お風呂に表が貼ってあったり、数の絵本などを見ながら頻繁に数を一緒に数えたりしていたので、両方の言葉で10まではわりとすんなり数えられるようになりました。この年齢の子供は恐ろしく記憶力がよくて、特に耳から入ったものはすぐに覚えてしまいます。次の段階として20まで教えたのですが、ある日息子が「イレブン、トゥエルブ、サーティン、フォーティーン、ファイティーン」と数えていることに気付きました。もしかして、自分でフォー+ティーンでフォーティーンだから、ファイ(ブ)+ティーンでファイティーンと考えたのかな、と思いとても驚きました。こういった間違いは本人のなかで育っていった英語の感覚から来ているものだと思うので、意味のある間違いだとつくづく思いました。

 

 

 英語を学ぶなかで自分が見つけたルールをあてはめる能力を幼児のうちから養っておくと、後々いろいろと役に立ちます。例えば、フォニックスを学ぶ際に役立てることができると思います。小学生の中学年くらいまでは、フォニックスを完全に頭に入れてそれを応用しながら新しい単語を発音する、というのはまだ難しいと思います。わたし自身の初期の英語学習体験を思い起こすと、覚えた英単語が100くらいになったときに、それらの言葉に現れた法則を自分で他の単語に当てはめて発音してみる、ということのほうが実践しやすかった気がします。この場合、音の法則がしっかりと頭にあり、それを応用する、というイメージではなく、「なんとなくこんな感じ」という自分でそれまでに修得したパターンを、新しく出会った単語を読む際に直観で当てはめてみる、というイメージに近いと思います。小学校高学年や中学生以上などの英語学習者の場合も、フォニックスの覚え始めのころは、ルールを当てはめるやり方と、自分の記憶したものから発音を想像してみる、といったやり方の両輪でやるのがいいのかな、と思います。いずれにしても、単語を学ぶときでもまず音から入っていく、というのはとても重要だと思います。

 

 

 

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