イクジエイゴ

日々の育児のなかで子供にいかに英語を教えるかを考え、ご紹介するブログです

3歳の息子の英単語の学び方

 息子が2歳6か月くらいのときからフォニックスを教え始め、英単語と音の結びつきに気が付くように努力してきたという話を以前に書きました。その後も絵本などを読みながら単語を指さして一緒に発音したり、なるべく文字と音を結び付けられるように教えてきましたが、どのくらい効果があるのかはすぐにはわかりませんでした。現在(3歳5か月)も息子のフォニックスの勉強は継続中ですが、いくつか面白いことに気が付いたので、ご紹介したいと思います。

 

 3歳2か月くらいになってから、フォニックスを教えるための一つのツールとしてEurekaのWord Tilesというものを購入してみました。このタイルは名詞、動詞、前置詞、代名詞などから成り、160のカードが入っています。単語を並べて文章にする練習もできます。このカードを使って、例えば“chair”というタイルを見せてから椅子のところに持っていかせたりして、ものの名前をしっかり文字と音の両方で覚える訓練をしようと考えて使い始めました。しかしながら、単語だけ書いてあるタイルを息子に見せて発音させようとすると、絵と一緒に見る場合は発音できていた言葉も発音できないことがわかり、やはり英語で文字を読むことはまだ無理なのだということがわかりました。(この時点で、ひらがなをゆっくりと読むことはできるようになっていました。)

  

 英単語を読めるように指導するにはなにか工夫が必要だなと思い、いろいろと試行錯誤を繰り返しました。しばらくして、ドリル形式の練習帳Golden Booksの “Alphabet Skills”“Phonics(Grades 1-2)”を1日1ページずつくらい始めてみました。そこで面白いことが分かりました。 例えば、“Alphabet Skills”のなかには、コップの絵が描いてあって “Cu_”の空欄のところに“b,n,m,p,t,x”の中から一つ単語を選んで入れてみるというアクティビティがあります。息子にまず “What’s this?”といって絵と“cu_”の文字を指さして訊いてみると、少し考えてから“cup”と言い始めました。それから、空欄のところを指さしてわたしが “p,p,p”とフォニックスで発音すると、息子は“cup”と言って、並んでいる文字の中から “p”を選びました。つまり、絵と空欄のある英単語、そして音の補助があれば“cu_”を読んで、空欄に小文字の“p”を選ぶことができるのです。

  

 単純に英単語を丸暗記で覚え込ませるよりも、絵や空欄のある英単語、音など、単語のイメージを膨ませるような補助を使えば、英単語の文字と音の関係を理解して英単語の理解が深まっていくことがよく分かりました。このことはもう少し年齢の上の学習者の場合にもあてはまるのではないかと思います。

 

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