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日々の育児のなかで子供にいかに英語を教えるかを考え、ご紹介するブログです

幼児が英語の音に慣れるために Part1 歌を通して音に慣れる

幼児が英語の音に慣れるために Part1  歌を通して音に慣れる

 

    日本で幼児に英語を学ばせるときに一番難しいことのひとつに、どのように英語の音を学ばせるかということがあると思います。近年の英語教育においてはフォネミック・アウェアネス(phonemic awareness)という理論が重視され、英語圏の多くの教育現場で取り入れられています。話し言葉を通して英語の音をよく耳から学ぶことが英語を正確に読む能力の基礎になるという考え方がこの理論の主旨です。(Adams,M.J. 1990)

 

 我が家ではフォニックス学習用のDVDを見せたり、サイトワーズを覚えるための絵本を読み聞かせたりすることで音の学習を行っていますが、それ以外にも息子が英語の音に触れる機会を様々な形で作っています。ここからはここ1年ほど行っていて効果があったと感じた方法について紹介していきたいと思います。

 

 みなさんも日常的によくいろいろな場面で利用されていると思いますが、You Tubeには膨大な英語コンテンツがありインターネットに接続さえできればただで英語を学ぶことができるので、うまく活用することはとても有効だと思います。息子が1歳3か月になったころに、You Tubeのなかに “Super Simple Songs”(DVDも出ています)を見つけ、英語圏でとても有名な童謡(例えば“The Alphabet Song”や “Twinkle,Twinkle, Little Star”など)をよく聞かせていました。 “Wee Sing”という英語圏の童謡が入っているCDをよくかけたりもしていました。その効果もあってか、いくつかの歌は暗記して歌えるようになりました。このくらいの年齢というのは面白いもので内容がわからなくても耳で音を覚えてそのまま歌ってしまうこともできます。これはこの時期に特徴的な能力なのだと思います。ただ丸暗記しているだけなので、しばらく歌を聴かせないとまた忘れてしまいます。もっと成長して2歳6か月~3歳くらいで歌を聴かせると、歌の内容を理解しようとしたり、書かれたアルファベットの音との関係の中で歌を意識するようにもなってきました。

 

References

Adams,M.J. (1990) Beginning To Read: Thinking and Learning about Print. Cambridge: MIT Press.

 

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