イクジエイゴ

日々の育児のなかで子供にいかに英語を教えるかを考え、ご紹介するブログです

Phonics (フォニックス)の教え方 Part1 幼児にフォニックスを教えるには

 

 

Part 1 幼児にフォニックスを教えるには

 

 Phonicsフォニックス)とは、英語を母語として学ぶ子供たちが、つづりと発音の関係性を理解するためのルールです。英語を母語としている子供たちは、フォニックスを学ぶことで、耳から入ってきた音を文字に変換できるようになり、文字をすらすらと読めるようになります。この方法はわたしが中学生のときに通っていた英語塾でも行われていましたが、中学校の授業では習った記憶がありません。わたしが中学生のときは、学校ではただひたすら丸暗記で英語を覚えなさいと言われ、単語帳を作って無理やり覚えようとして最初はなかなかうまくいきませんでした。それもそのはずで、どうやって発音すればいいのかはっきりわかっていないものを暗記するというのは、とてつもなく難しく、効率の悪いやりかただからです。中学校1年生の2学期から入った英語塾で、先生が授業中にフォニックスを説明していて、そこで初めて「ああ、音と文字の結びつきにはルールがあるのだ」としっくりきました。このルールを知ると、 “apple”とか“cake”などのスペリングを覚えなければいけないときに、発音を覚えておけば、覚えたルールに従って単語のスペリングを書くことができるようになります。

 

 わたしがフォニックスの学習を経験したのはある程度大きくなってからでしたが、これを2歳くらいの幼児に身に着けさせるにはどうすればいいのか、というのは大きな課題でしたし、今でもそうです。わたしの息子K君は、日本語を話し始めたのはそんなに早いほうではなかったように思うのですが、いったん話し始めてからは言葉を覚えるのは好きで早いほうでした。まずは日本語がある程度出てきてから英語を教え始めようと考えていたので、日本語の語彙がだいぶ多くなってきたなと感じられた1歳10か月くらいから、日本語と並行して英語で単語を教え始めました。英単語の数が50を超えてきたなと感じた(正確にはカウントしていませんが、だいたいのかんじで)2歳4か月くらいから、日々の英語学習のなかにフォニックスを取り入れてみることにしました。

 

 中学生にフォニックスを教えるのであれば、まずアルファベット26文字を覚えたあとに、Mには[ɛm]読み方(アルファベット読み)がまず一つあるけれども、実際に単語のなかでは“monkey”であったり“jam”であったりとフォニックス読みが存在して、そこにはある一定のルールがあると教えれば、なんとなく「そうなのか。。」と理解してくれると思います。しかし、相手が二、三歳児となると、理屈で説明するのは無理です。そもそも物事にルールがあるということすら理解していない年頃です。だとすると、一番覚えやすい方法は、目と耳で音の結びつきをなんども取り込みながら、文字通り体で覚える方法しかないなと思いました。

 

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